揖保郡太子町の会社様にて、稲荷社の石工事をさせて頂きました。

姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です^^ 揖保郡太子町の会社様にて、稲荷社の石工事をさせて頂きましたので、ご紹介します。

 【完成したお写真です】

今回ご依頼いただいたのは、8年前にご縁を頂いていた、こちらの太子町の会社の社長様です。お住まいは姫路市内で、実は私と同じ神社の氏子仲間なのですが、当時地域の自治会長をされていました。就任されると、それまで整備をされてこなかった自治会墓地や村の中の神社などの整備をしようと、石工事の業者を探して神社さんへ相談されたそうです。その際に弊社を紹介いただいたことがご縁となり、自治会の公民館の記念碑、地元神社の鳥居移設など、地域の整備のお仕事をお手伝いをさせていただきました。ほかにも、個人的なお墓の新設や、会社の記念碑、ご自宅の玄関石の工事などをさせて頂き、長くお世話になっている方です。

 

今回は、新工場の竣工にあたり、その記念としてもともとあった稲荷社を移設することになりました。お社は以前からお参りされていたものですが、この機会に移設して土台石と外柵を新たに設置するご依頼をいただきました。

古いお社と、新しく移設する場所を実際に見せていただいて設計図を作り、移設に入りました。

 


こちらは移設したお社です。以前は、このお社の下はコンクリートの台座でしたが、今回は石の台座をご希望でした。

 


外柵は今回このような形で作りました。外柵が2重になっていますが、印のある囲いの外側は、生垣の槇の木を植えるために土を入れる部分です。内側は、鳥居や参道石を設置する敷地となります。

 


鳥居を設置しました。以前は鳥居がだいぶ埋まって高さが低くなっていたので、今回は額がかかっている中貫(なかぬき)までの高さを調整しながら設置しました。今回ご依頼いただいた社長様も背の高い方でしたが、そういった方もお参りがしやすいように配慮しました。

 


槇の木の生垣は、造園の業者さんに支柱と合わせて植えてもらいました。そして、以前はなかった参道石を新たに設置しました。こちらは当初はすべて草が生えないような固まる土を敷いて仕上げる予定でしたが、周りの外柵の石の感じを気に入っていただいて、追加でご依頼をいただきました。

 


参道石の周りに固まる土を敷いて、完成です!

お客様は大変喜んでくださいました。特に、今回新たに設置した植栽や参道石は仕上がりもとてもきれいで、喜んでいただけてよかったです! 会社の入り口近くに移設されたことで、社員の皆様や来社されたお客様にもお参りしやすくなりましたので、立ち寄っていただけるとうれしいです^^

こちらの会社様は主に製氷業と倉庫業をされているのですが、社長様のご尽力もあり、今では社業も大きく繁栄されています。合わせて、信心もとても大切にされていて、これまでお稲荷様も大切に守ってこられました。今後もこれまで通り、きれいになったお社からお稲荷様が見守ってくださることと思います。

この度は、竣工記念のお稲荷様の移設という大切なお仕事をお任せいただき、ありがとうございました。今後益々の御社様のご繁栄をお祈りいたします。