姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です。今回は、たつの市御津町中島の皇子神社にて、玉垣工事をさせていただきましたので、ご紹介させていただきます!

まずは、施工前と施工後の写真をご覧ください。

 

今回は、皇子神社様の建物の改修工事をされる工務店様からご紹介いただきました。「玉垣」というのは、神社の場合、写真のように聖域を囲んでいる柵のことです。

 

【施工前の玉垣】

このように、玉垣がずいぶん古くなってしまって倒れる恐れがあり、神社様では子どもさんなどが近づくと危ないのではと心配されていました。神社の建物を建て替えられるこの機会に、この玉垣も寄付を募って一緒に建て替えたいというご依頼でした。

 

約100年前に造られた歴史のある玉垣ですが、その間に大きく成長した木の根が玉垣を下から押してしまって、奥の方の玉垣がせり上がってしまっているのが分かります。これでは確かに倒れてきそうで、ご心配なのも納得です。安全のため、今回この木は切ることになりました。

 

こちらも施工前ですが、玉垣がずいぶんゆがんでしまっています。神社を訪れる方々の安全のためにも、早急に工事が必要ですね。

さっそく工事にとりかかります!

 

これは、先ほどの写真の玉垣の手前、階段部分です。古い玉垣ははずして木を伐採、階段部分も危険なので取り外して作り直しです。

 

玉垣の柱の下の石を「地伏石」(じぶくいし)といい、この地伏石の下の石垣を「間知石」(けんちいし)といいます。今回ご予算の関係もあって使える間知石は再利用していますが、セメントも入れなおして、石もきちっと水平に据え直し、強度もしっかり確保しました。その上に今回新しくした地伏石を載せて、玉垣を設置しています。

 

前面の階段部分は、前面と角の間知石も作り直しました。必要な部分は作り直して、まだ利用できるものは据え直したりして大切に使っています。

 

階段部分です。劣化して上りにくくなっていましたが、きれいに作り直しました。ここは建物の中に出入りする時に通るところで、色々な方が通られます。大切な場所ですので、安全に上れるような幅や段差、横にスロープをつけるなど工夫して作りました。

 

これは木の根が玉垣を下から押してしまって、奥の方の玉垣がせり上がってしまっていたところです。木は伐採して、根を避けて1メートルほど手前に玉垣の位置をずらしました。

 

立派な感謝状をいただきました!! ありがとうございます!!

 

毎年5月5日に開催されているお祭りの日です。今回は、竣工記念も兼ねてのにぎやかなお祭りになりました^^

 

境内では、お持ちを撒いたり太鼓の演舞があったりと、とてもにぎわっていました!当日はとてもいいお天気で、休日ということもあり、とてもたくさんの方が来られていました。

完成して、最初は予算面も心配だったけれど、こんなにきれいに立派になってよかったと喜んでいただけました^^

皇子神社様の近隣には古墳群があって、昔から散策に来られる方も多く、その際に神社にお参りされる方もたくさん来られます。氏子の皆様や地域の方々だけでなく、そうした方々も安全にお参りいただけるようになりました。

今回のお仕事では、地域の神社のためにと氏子の皆様が力を合わせて、このような立派な改修工事を無事終えられて、皇子神社様が地域で大切にされ、愛されていることがとても伝わってきました。そんな皆様のお手伝いができて大変うれしく思います。ありがとうございました。