姫路市営名古山霊苑にて、石碑・巻石すべてにインド産アーバングレーを使用した和型墓石を建立!

姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です。姫路市営名古山霊苑にて、石碑・巻石すべてインド産アーバングレーを使用した、和型墓石を建立させていただきました!

 

姫路市営名古山霊苑 新規建立 石碑・巻石 インド産アーバングレー

「ホームページを見ました」というお客様がお越しくださいました。ご主人様がお亡くなりになってお墓の建立をご希望で、娘様とお二人でお越しくださり、墓地は姫路市営の名古山霊苑の再貸付区画をお求めになっていました。姫路市内ですが弊社までは車で1時間近くかかるところにお住まいにも関わらず、ホームページをご覧になって弊社にお声かけいただくことができました。

 

こちらが取得された区画です。近年名古山霊苑では、お墓じまい等で返還された墓地を再貸付しています。毎年募集があり、場所によっては抽選になることもありますが、抽選なしで取得できることもあります。前回、令和6年度は60区画ほどの募集がありました。これまでは8月に募集がありましたが、前回から11月に変更されています。申し込みや募集について詳しく知りたいという方は、お気軽に弊社までお尋ねください。

 

決定図面

ご提案した図面です。理想のイメージのお写真をお持ちで、「こういう感じで」とご希望がありましたので、それに沿って図面を作成してご提案しました。その後3度ほどお打ち合わせ内容で改善し、こちらに決定しました。和型のお墓で、周りの囲いは少し高めになっています。すべり止めのデザイン等もご希望に合わせて調整しています。娘様とも共有しながらメールで「ここをこうしてほしい」と細かくやりとりさせいただいて、お墓作りを進めました。

 

図面が決定し、工事が進んでいます。下台を設置したところです。姫路の和型のお墓は一般的に、手前のくり抜かれた開口部から納骨をします。カロート内は御影石製で、最後に底にきれいな真砂土を敷いて仕上げます。姫路周辺では、お骨壺のサイズは2寸5分から3寸(約7.5cm~約9cm)と小さめのものが主流で、多くの場合ここからお骨壺のまま納めます。

 

石を据え付ける際は、特許取得の免震工法である墓石用免震ゲル「安震はかもり」を採用して、免震施工を行っています。すべて据え終わったら目地を打って、きれいに拭き上げて工事完了です。

 

周りに五色の砂利を敷き詰めて、お墓が完成です!

石碑・巻石ともに、インド産アーバングレーという御影石を使用しました。アーバングレーは姫路でも人気のある石のひとつで、色合いも青みが強くてとてもきれいです。長くお墓として使われてきた実績もあり、風化にも強い品質の高い石なので、事前に調べてご希望いただくこともあります。

 

建立者の方のお名前は一般的には棹石の背面に彫ることが多いですが、「見やすいところに彫りたい」というご希望で左側面に彫刻しました。お名前部分は奥様と娘様のお名前を連名で、ご生前なのでご希望で朱色を入れました。右側面にご戒名や亡くなられた年月日、ご生前のお名前を彫刻しています。

家紋が彫刻されている水鉢の手前上は、両端が蝋燭立で、中央が線香立です。蝋燭立は風防付きで、「低めにしたい」とご希望でしたので、通常よりも少し高さを抑えたものをお付けしています。

 

入口部分です。手前の白っぽい部分は、滑り止め加工をした箇所です。アールのついたデザインはお客様のご希望で、お持ちくださったお写真をもとにしています。磨いて仕上げた石の表面を加工することで濡れても滑りにくくなり、安全性が高くなります。すべり止めのデザインはお任せいただくことも多いですが、今回のようにデザインを工夫してオリジナル性を高くすることもできます。弊社では、こうした細部までできるだけご希望が叶えられるよう、何度でも図面を修正して理想のお墓になるようにお手伝いします。

 

後日、お性根入れの際も立ち会わせていただきました。娘様のご家族様もお越しになり、娘様には、「図面通りで、すごいですね!」と仕上がりに喜んでいただき、お母様にも「理想のお墓になりました」ととても嬉しいお言葉をいただきました。名古山霊苑は、お墓の高さ制限はありますが、形には制限がありません。ご家族らしい、お好きな形・デザインのお墓を建てることができるのも人気の理由です。このたびは、弊社にお墓の建立をご相談いただきまして、ありがとうございます。ご自宅からお時間のかかるところ、ホームページで見つけた弊社まで足を運んでいただきまして、大変光栄です。どうぞ末永く、皆様で仲良くお参りいただけますと幸いです。何かお困りの際には、またいつでもご連絡くださいませ。