姫路市営名古山霊苑にて、カトリック教会様の合祀墓を建立。インド産クンナム・カンボジア産OW-1
姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です。姫路市営名古山霊苑にて、カトリック教会様の合祀墓の建立をお手伝いさせていただきましたので、ご紹介いたします!
姫路市営名古山霊苑 カトリック教会様合祀墓 インド産クンナム・カンボジア産OW-1
今回は、教会のご担当の方が飛び込みでご来店くださいました。おそらく当社のホームページをご覧くださったのだと思います。墓地はすでに姫路市営名古山霊苑に用意されていました。
こちらがその墓地です。名古山霊苑内にあるカトリック教会様の墓地の一角です。
印のある3区画を用意されていました。縁石を見てもお分かりいただける通り、少しカーブのある形状です。
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合祀墓のデザインについては、ご自分達でも色々調べていらっしゃったようですが、「任せますのでいくつか作ってください」とご依頼いただいて数パターンを作成してご提案しました。幅のある土台の上に十字架のモチーフがあり、手前には聖書を模した石を設置しています。十字架は透かしたり互い違いに組み合わせたりと、色々なパターンをご提案しました。

決定図面
こちらが最終的な決定図面です。いくつかお作りした図面の中から、教会の皆様で決を採って決められたそうです。こちらでご依頼をいただき、工事に入りました。
基礎工事のようすです。まずは地面を掘り下げて転圧し、地盤を固めて基礎コンクリートを打ちました。少しカーブした形状ですが、基礎はその範囲でまっすぐになるように打ちます。砂利が入っているところは土のままになっているので、万一中に水が入ってもここから排水することができます。
基礎の上に土台部分の設置を進めています。
内部は中央と左右の3つに分かれていて、両側面は納骨扉を設置します。中央がご遺骨を合祀する部分、左右は棚石を設けて個別にお骨壺を納められるようになっています。この上に天板を据えて、正面の十字架部分等を設置したら完成です。
完成しました! 中央の十字架の石碑と聖書を模した部分は、インド産の黒御影石クンナムを配置しました。土台部分等に使用したのはカンボジア産のOW-1という白御影石です。
中央の十字架の石碑は、色々なパターンの中から、黒御影石に十字架を彫刻したものをお選びになりました。十字架部分は浅く彫る彫刻技法を使い、色を入れない素彫りですがくっきり表現できています。手前の聖書を模した石は、ここに文字を彫刻することも可能ですが、ご希望であえてここには何も彫らずに仕上げています。また、この部分が中央の納骨室の蓋石にもなっています。
花立の奥にも納骨口を設けました。左右の扉と、納骨口のどちらからも納骨ができるようになっています。扉はステンレスの棒を取り外すと開けるようになっていて、納骨時は広く開けて使うことができます。
天板にも納骨口を設けたことで、将来左右のスペースにお墓ができても上から納骨することができます。蓋石にはすべて手をかけるくぼみを設けました。
完成後の儀式は教会様でなさるということで、ご担当の2名の方にお引き渡しをさせていただき、納骨の方法やお掃除の仕方などをご説明しました。お一人は図面作成の段階からずっとお話していた方で、もう一人の方は完成して初めてご覧になったのですが、とても立派なものができたと驚きながらも喜んでくださっていました^^
このたびは、このような大切なお墓づくりにあたり、当社にご相談をいただきましてありがとうございました。無事に儀式も終えられたとのことですので、教会の皆様に喜んでいただけておりましたら嬉しい限りです! たくさんのパターンを作成した中からお選びいただいたことで、皆様の意見が反映した、よりご満足いただけるお墓になったのではないかと思っております。当社でお役に立てることがございましたら、またお気軽にご連絡ください。