姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です。姫路市打越の自治会墓地にて、香川県産庵治石細目のお墓を建てさせていただきましたので、ご紹介します!

 

姫路市打越の自治会墓地 香川県産庵治石細目のお墓

 

姫路市打越の自治会墓地に墓地をお持ちの方からお墓建立のご相談をいただきました。親子でお店にお越しくださって、ご親戚の建てた(創価学会)のお墓の写真を持って来られており、「こんな感じのお墓にしたいので、見積もりをしてほしい」というお話しでした。見せていただくとシンプルな洋型のお墓で、大きさや高さなどもお客様がご指定のものがあり、それに沿ってお見積もりをさせていただくことになりました。

石は国産の石を使用したいとご希望でしたので、愛媛県産の大島石の特級、香川県産の庵治石の細目の2種類をご提案しました。そのうち、弊社の展示場にある石をご覧になって気に入っていただけた庵治石を採用していただけました。お見積もりを差し上げてご了承いただけたら、お墓作りに入ります。

 

こちらがお客様のお持ちの墓地です。当店からは車で30分ほどのところです。巻き石がすでに施工されていました。草抜きなどのお手入れもきちんとされている様子ですね。

 

工場での検品作業の様子です。今回は庵治石の細目でたくさんの加工が入ったお墓でしたので、庵治石の工場で作成しました。何度も工場の方とやり取りをして製作を進めていき、ようやく検品を迎え、現地へ行ってきました。

 

シンプルながらも細かい加工がたくさん入っているお墓です。だいたいの形はお客様が話を聞きに行かれた他社さんで図面を作ってこれらていたもので、弊社でよりご希望に沿った形に設計をしなおしました。検品作業は、磨き具合や加工の状態はもちろん、石の色合いやお線香立て・線香皿などの細部に至るまで細かく行います。

 

お水鉢と線香皿です。どちらもきちんとサイズが合っているか、線香皿は水が溜まる構造になっていないかなど、確認して最終調整をしました。細かい点ですが、線香皿の深さなども適切かどうか、しっかり確認をします。

 

こちらは文字彫刻の位置を決めているところです。字体や文字のサイズなど、細かく確認をします。

 

こちらは、岡山県倉敷市のご親戚の方からお送りいただいた家紋の写真です。今回、香皿の前面にご家紋を入れることになったのですが、特殊な家紋だったため、この写真をもとに復元して彫刻しました。

お墓本体が完成し、彫刻や最終確認を終えたら工事が始まります。

 

お墓の据え付けをしています。免震パッドを使用して、今回もしっかりと免震施工をしています。台石の手前の穴は、納骨するための入り口です。庵治石特有の石の模様、斑(ふ)がたくさん浮いていて、とてもきれいです。

 

完成です!

巻き石は既設のものです。5色の玉砂利を敷いて明るく仕上げました。

 

棹石正面の文字彫刻は素彫りです。産地庵治の専門の工場で彫刻もしてもらいました。細かな指定で言うと通常の1.2倍の深さで、素彫りでもはっきり文字が見えるしっかりと深さのある彫刻です。

線香皿の前面は、ご親戚の方に送っていただいた写真を元に作成した家紋を彫刻しています。ここは白色を入れているので、細かい部分もはっきり見えます。丸みを持たせた加工などを全体的に丁寧に細部まで施した、産地の工場ならではの素晴らしい仕上がりです。

 

お墓の背面は、亡くなられたご家族様のお名前等を彫刻しました。棹石の下の台石には亀腹加工をしています。後方から見ても丁寧な作りです。

 

側面は、ご建立者の奥様と息子さんのお名前を彫刻しています。きれいに磨き上げられたつややかな仕上がりで、台石の側面には玉砂利が写りこんでいます。

 

完成したお墓をご覧になったお客様には、気に入って選んでいただいた庵治石を「いい色してるね~!」ととても喜んでいただけました! 周りには墓誌や物置石などを設置しているお墓も多い中、お客様のご希望で巻き石やお墓の周りは敢えてシンプルにしたことで、庵治石のお墓の美しさがより際立つすばらしいお墓になりました。

今回は、「とにかく今一番いい庵治石を使って喜んでいただこう!」と取り組みました。実は、同じ庵治石の細目で最高級のものでも、石の採れる丁場によって性質や価格などにも多少差があります。今回は弊社でできる最高級の品質の庵治石でお作りしました。シンプルなお墓だからこそ一番いい石を使って作ることで、素晴らしい仕上がりにご満足いただけたのではないかと思います。

このたびは、数ある石材店の中から弊社にお墓作りをお任せいただき、ありがとうございました。丁寧に心を込めてお作りしたお墓を気に入っていただくことができ、何よりうれしく思います。どうぞ末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。