相生市営相生東部霊苑にて、インド産クンナムの洋型のお墓を建てさせていただきました。細部も繊細な加工を施した、柔らかい印象のお墓

姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です! 今回は、相生市にある相生市営相生東部霊苑にて、インド産クンナムの洋型のお墓を建てさせていただきましたので、ご紹介いたします^^

 

兵庫県相生市 相生市営相生東部霊苑 インド産クンナム洋墓

 

「ホームページを見たんですけど」と直接ご来店くださったお客様からのご依頼です。相生市営の相生東部霊苑に墓地をお持ちで、他社さんですでに巻石まで作成されており、そこにお墓を建てたいとご希望でした。

 

こちらは施工前です。相生市営相生東部霊苑は、当店のある姫路市の西隣 相生市にあり、車で30分程度のところにあります。墓地は取得されていましたがその際は仏様はいらっしゃらなかったので、巻き石のみを10年以上前に作られたそうです。このたび奥様が亡くなられ、ご主人様と娘さんが相談にお越しくださいました。

お墓に関してのご要望は、黒御影石を使用することと、洋型のお墓であること、それに加えてすでにある巻き石を活かして作りたいということでした。石については、展示場でサンプルを見ていただくと、展示されていたインド産のM1Hという黒っぽい御影石がイメージに近いけれど、もっと黒い石がいいとおっしゃったので、同じインド産黒御影石でも色合いの濃いクンナムをご案内しました。また、形は以前に当店で他の霊園で建てさせていただいたお墓のデザインを気に入っていただけたので、それをもとに一度図面を作ってご提案することになりました。完成した設計図は一度で気に入っていただけて、工事、完成となりました。

それでは、完成したお墓の詳細をご紹介します!

 

お墓全体です。使用したインド産のクンナムは、インド産の黒御影石の中でも最高級石材として知られています。光沢がとても美しく、高い品質の石で耐久性もあります。遠目に見てもつややかな輝きがとてもきれいです!

お墓は、以前からある巻き石の上に、玉垣代わりの外柵を追加して作成しました。入り口階段を上がったお墓手前の場所には広めの参道を設けて、お墓のある場所は仕切りを設けて一段高くなっています。

 

棹石です。曲線の天面が優しい印象を与えるデザインです。棹石の縁には額を入れて、台石の角も2重のアールを入れ、細部まで繊細で優しいイメージもありながら、高級感も感じます。

棹石正面は、「逢いにきてくれてありがとう」という言葉と、花の彫刻をあしらいました。このあたりのデザインは、お客様のご希望で施工例をもとに作成しました。お花のデザイン等も色々と考えたのですが、施工事例の中で気に入っていただけたものを採用しています。桜の花の彫刻です。右下にはご家名を入れました。

 

香炉の上にある水入れはお花のつぼみの形をモチーフにしたもので、これも展示されているものを気に入っていただけました。最近人気のあるタイプです。また、お墓の右隣には法名碑を設置しました。こちらもお墓のデザインに合わせた丸みを帯びたデザインにし、台座にも2重のアール加工をしています。全体的に丸みを帯びた統一感のあるデザインで、柔らかいイメージに仕上がっています。

 

左手には青石を設置しました。皆様、お参りの際にお荷物を置いたり、お供え物を置いたりして使われています。参道の部分はバーナー仕上げで滑りにくい加工をしています。ちょうど建碑法要の際も少し雨模様でしたが、雨だけでなくお掃除の水で濡れたりした際も、滑りにくいので安心です。周りは5色の砂利を敷いて仕上げました。

完成したお墓をご覧になったお客様には、大変喜んでいただけました。奥様を亡くされた悲しみの中でのお墓作りとご法要でしたが、法要の当日は、ご主人様と子どもさん方、生まれたばかりのお孫さんも、皆様がお墓の前で写真を撮ってお墓の完成を喜んでくださっている姿が印象的で、ご家族皆様でお墓を囲むあたたかいご法要でした。眠っておられる奥様にも喜んでいただけているといいなと思います。

このたびは、お墓作りという大切な仕事を当店にお任せいただき、ありがとうございました。これからもご家族皆様で大切にお参りいただけますと幸いです。何かお困りのことがありましたら、いつでもお気軽にお声かけください。