高砂市立公園墓地にて、シンプルながら立派な玉垣を備えた桜御影の洋型墓石を建立

姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田（はった）石材の八田俊之です。高砂市立公園墓地にて、シンプルながら立派な玉垣を備えた桜御影の洋型墓石を建立させていただきましたので、ご紹介いたします。

今回工事を行った高砂市立公園墓地は、高砂市阿弥陀町にございます。詳しいアクセス等は、こちらでもご覧いただけます。

高砂市立公園墓地　新規墓　G663桜御影

ホームページをご覧になったお客様が、ご夫妻でご来店くださいました。ご来店のきっかけは、インターネットで石材店を探されていた中で、弊社のホームページで私の趣味のマラソンについての記事をご覧になったことでした。それをご覧になった息子様が「マラソンをしてる人に悪い人はいない」と薦めてくださって、ご来店くださったそうです^^ こんなきっかけでお仕事をいただいたのは私も初めてで、本当に嬉しいご縁でした。

 

今回お墓を建立するのは、高砂市立公園墓地です。弊社から車で30分ほどの場所で、これまでも何度かお仕事をさせていただいている馴染みのある墓地です。
高砂市立公園墓地は、敷地内に階段が少なく平坦な場所が多くお参りしやすいのが特徴です。ご高齢の方や足もとのご心配な方にも安心してお参りいただける市営墓地で、基本的には高砂市民の方が対象です。

 

こちらの墓地の広さは3㎡で、コンクリートの縁石が設置されています。この縁石はそのままで、基礎工事を行ってお墓本体を設置していきます。お客様はご夫婦ともにお元気でいらっしゃいますが、息子様方に将来負担をかけないようにと生前墓として建立をご希望で、「シンプルで簡単なものがいい」というのが当初からのご要望でした。

 

ご提案図面です。お客様の「シンプルなお墓にしたい」というご要望をもとに、まずはこちらのシンプルなデザインをご提案しました。G663桜御影という明るい色合いの石を使っています。何度かお打ち合わせを重ね、お客様にも「この形でいいね」と一度ご納得いただいておりました。その後、奥様がどこかで見かけたお墓のお写真を撮ってきて、「せっかく建てるなら・・・」とご提案くださいました。

 

そこで、そのお写真をもとに再度図面を作成してご提案しました。当初のデザインにシンプルなデザインの玉垣を追加したものです。また、お客様のご要望通りシンプルにするため、花立とろうそく立てが一体型になったタイプをご提案し、コンパクトですっきりしたデザインで統一しました。こちらの図面を改めてご提案し、最終的にこの形で決定となりました。

 

図面や彫刻内容が決定し、工事が進んでいます。こちらはお墓の台座の上に棹石を設置するところです。据え付け工事では、地震対策として特許工法の墓石用免震ゲル「安震はかもり」を石と石の間に設置しています。これにより、地震の揺れを吸収・分散させてお墓を守ります。

 

完成しました。桜色の御影石が明るい印象のお墓です。奥様が希望された玉垣を設置したことで、立派で風格のある仕上がりになりました。

 

お墓正面は、「和」の文字が中央に刻まれています。シンプルで、彫刻の文字も際立っています。手前は中央に水鉢と香炉、左右に花立と一体になったろうそく立てを配置しました。一体型を採用することでスペースを有効活用できるため、弊社でも人気のタイプです。お客様にも大変気に入っていただけました。

 

右側面は建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しています。玉垣が追加されたことで、周りのお墓に比べても品格を感じる仕上がりで、かつシンプルな構造でお掃除がしやすいよう工夫しています。

 

お引き渡しの際にはご夫婦でご一緒にお越しくださいました。「自分たちが入るという実感はまだないけれど、本当に良いものができた」と大変喜んでくださいました。このたびは、お墓の建立に際して弊社にご縁をいただきまして、誠にありがとうございました。私の趣味であるマラソンがきっかけでいただいたご縁でしたが、お客様の想いを形にするお手伝いで喜んでいただくことができ、大変嬉しく思っております。残念ながらお会いする機会がありませんでしたが、きっかけと後押しをくださった息子様にも、改めまして感謝申し上げます。末永くお参りいただければ幸いです。